何のためにメモを取るのか?

メモを取るのは良いことです。

ですがそのメモ、ちゃんと活かしてますか?

そして部下や後輩が取っているメモ、ちゃんと活かしているか見ていますか?

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「メモしているだけ」になっていませんか?

数年前のこと。

ある打ち合わせの場で管理人がメモを取っていると、隣に座っていた他部署の部長に聞かれました。

「ねぇ、メモ取ってるけどさ、何でメモ取ってるの?」

管理人は言葉に詰まりました。

分からないことや覚えておかなければいけないことについてメモを取るというのはいわば「当然のこと」であり、「なぜメモを取っているのか?」などと聞かれるとは思っていなかったからです。

 

戸惑う管理人にその人は言いました。

「メモ取ってることの内容、理解してる?」

内容的に理解できないこともあったため、管理人は素直に

「分からないとことろがあるから、メモを取ってあとで調べるのだ」

ということを伝えました。

すると部長は頷き、こう続けました。

「調べたらメモはちゃんと消し込みしてね」

「分からないところが残ったら聞きにきていいよ」

 

 

メモを取ることが目的になっていないか

ここで考えたいのは、「メモを取ることが目的になっていないか」ということです。

とりあえずメモを取るが、その後で見返したりまとめ直したり、あるいは不明点を調べたりしない

そういった人は意外と多いかもしれません。

 

自分自身はそうではなかったとしても、部下や後輩に対してはどうでしょうか?

「メモを取れ!」と言うことはあるでしょう。

一歩突っ込んで、取ったメモをその場で見て

「ここが足りない」

「この書き方で、自分で後で見返して分かる?」

と言ってあげることもあるかもしれません。

しかし、

「あの時に取ったメモを、後で自分でまとめたか?」

「すべきことをメモしていたが、やったかやらないか消し込みはしたか?」

というところまでフォローしてあげているでしょうか。

 

確かに細かいことではあります。

しかしながら、それが人を育てることにも繋がり、また生産性を上げることにもなるのです。

別に部下がメモを取りっぱなしにしていたからといって叱責する必要もありません。

無駄なメモは取らなければいい

時間も無駄ですし、メモを取ることによって仕事をしているつもりになるのはいいことではありません。

そのことを伝えてあげれば良いのです。

 

管理人も数年前、指摘をしてくれた部長に感謝しています。

小さなことですが、それだけに「自分の仕事の仕方を気にかけてくれた」ということに感動した出来事でした。

部下や後輩のメモ帳を、少しだけ気にしてあげてはいかがでしょうか。

 

 

それでは今日はこの辺で。

明日は「デスクトップ、整理してますか?」を予定しています。