こんばんは。SMEです。
人は結局、他人との関わりの中でしか生きられません。
自分は自分だからいい、か?
確かに誰に何を言われようが自分は自分です。
しかし、「自分は誰に何を言われようが自分である」という行動をしていくためには、周囲に誤解されるというリスクを負わなければなりません。
「自分は誰に何を言われようが自分であるが、誤解はして欲しくない」というのは無理です。
自分では自分のことを大人しいと思っていても、ずっと黙っていれば「陰気でとっつきにくい」と思われるかもしれません。
また、自分では自分のことを明るい人間だと思っていても、特定の人としか談笑しなければ知らない人からは「明るい人だ」とは思われないでしょう。
周りが頑張っていないと思ったら、そいつは頑張っていない
以前、管理人が東京に住んでいた頃、電車の中でこんなやりとりを聞いたことがあります。
恐らく学校か塾の先生なのでしょう。
数名が一人の生徒について「あいつは頑張ってるのに、やっぱり周りから見ると努力してないように見えるんだよな」ということを言い合っていました。
そこに一番年かさの先生がこう言ったのです。
「あいつが頑張っているかどうかは本人しか分からない。
大事なのは、本人が『自分は頑張っている』と思うかどうかじゃない。
周りがあいつは頑張っていないと思ったら、そいつは集団の中ではそういう人間になっちゃうんだ。
そいつは頑張ってないことになっちゃうんだ」
あなたを決めるのは周囲である
管理人はまだ20代の前半でしたが、この言葉は深く胸に沁みました。
確かにその通り。
頑張っているかどうかなんて、誰にも分かりません。
頑張らなくても結果が出ることもあれば、頑張っても結果が出ないこともある。
そして、成果が出たから必ずしも評価が高くなるわけでもありません。
もちろん、「自分は自分だから、周りにどう思われようと構わない」という生き方を否定するものではありません。
しかし繰り返しになりますが、それは誤解されるリスクを背負うことになります。
周囲に対する見え方を考慮せずに、理解だけはしてほしいということは不可能です。
あなたがどんな人であるかは、周囲が決めるのです。
少なくとも自分が所属する集団の中で「あなたがどんな人か」を決めるのは周囲です。
ビジネスとはロールプレイの要素を持つと管理人は思います。
自己表現の場ではなく、すべきことをすることが求められることがほとんどです。
そして、一人で仕事をすることはできません。
ビジネスパーソンとして周囲に受け入れられるためには、周囲からの見え方を意識する必要があります。
それでは今日はこの辺で。
明日は「ネガティブな言葉から会話を始めない」を予定しています。