こんばんは。SMEです。
人は褒められないとやる気が出ません。
ちゃんと部下を褒めていますか?
批判するより褒める方が難しい
ネット上では、他人の発言や作品に対して辛辣な批判を目にすることがあります。
「うまいことを言うな」と的確さに舌を巻くこともあるのですが、嫌な気持ちになることもあります。
批判することよりも、褒めることはずっと難しいのです。
批判はいくらでもできます。
一方的に自分の感覚で人や物事を否定することもできますし、そもそも完璧な人や完璧なものごとなどないのです。
極端なことを言えば、「批判するところがなくて面白みがない」ということだって言えます。
それに対して、「完璧でないものを褒める」というのは頭を使います。
褒めるのは最高のトレーニング
完璧でないものでも、「全てがダメ」ということはなかなかありません。
部下が失敗してタスクを完成させられなかった、売り上げ目標を達成できなかった、というときに、失敗を責めることは簡単です。
しかしできていなかったことは本人も理解しているはずです。
それを責めても生産的ではありません。
また、褒めることをせず単に「次また頑張れ」と元気付けるだけではフィードバックになりません。
何ができていたのか、そしてそれはどれだけの評価に値することなのか、どうすれば次回には目標を達成できるのかを伝えなければ意味はありません。
もちろん、それはとても頭を使います。
ロジックを考え、数値を判断しなければなりません。
「褒める」ことは相手のためだけではなく、自分自身にとっても思考を磨くトレーニングになるのです。
部下を褒めよう
褒めることは相手のためになります。
人は怒られるよりも褒められた方がやる気が出るものですし、また褒められもせず、単に「次また頑張ろう」では成長に繋がりません。
そしてそれだけではなく、人を褒めることは自分にとっても成長に繋がります。
人を批判し、高いレベルから苦言を呈することは頭が良さそうに見えます。
しかし実際には、褒めるべきところを見つけ、ロジックと数値をはっきりさせる方がずっと難しいのです。
安易な批判に流れず、部下のいいところを見つけ、褒めるように意識してみてはどうでしょうか。
それでは今日はこの辺で。
明日は「ブロガー仲間のご紹介 その2」を予定しています。