数字に強くなろうとするには、「身近な数字を計算する」ことが一番の近道です。
ロールスクリーンカーテンを開け閉めするのに幾らかかるのか?
管理人が今働いている職場では、朝になるとロールスクリーンカーテンを開け、夕方になるとロールスクリーンカーテンを下ろします。
管理人は始業開始時間の1時間前には出勤するためほぼ毎回一番乗り。
転職したばかりということもあり、まだまだ何もできないため、率先してメインフロアのロールスクリーンカーテンを開けて回っています。
ところがフロアが広く、ロールスクリーンカーテンの数も多い。
結構な時間がかかっているなと思い、ある日を境に、ロールスクリーンカーテンを開けるのにかかる時間を計測してみることにしました。
するとこれが4分から5分かかるわけです。
朝晩のことを考えると毎日10分ほどの時間が、ロールスクリーンカーテンの開け閉めに費やされている。
管理人がやらなくても誰かがやるわけです。
一人でやらないにしても、分散してロールスクリーンを開け閉めする時間を計れば、間違いなく10分かかるわけです。
職場の平均年収は450万円程度。
年間休日数が105日なので平均日給が1.92万円ほどと考え、残業時間を加味すると時給換算して1920円ほど。
その内10分となると320円のコストが毎日かかっているわけです。
稼働日数に戻してやると320円かける260日で83200円。
こう考えると、まぁ全自動化するよりは手動でいいか、ということになるわけです。
身近な数字を意識することの重要性
別にパソコンでもスマートフォンででも計算はできますが、電卓はさっと計算ができます。
そのため気になった数字はその場で計算することができる。
別にそれぐらい、ということではないのです。
実は管理人もつい最近まで、「数字を細かいところまで知る必要はない」と考えていました。
大切なのはアウトライン。
例えば経営職が会社で使っているペンの値段を知らなくてもよいし、中間管理職が会社の数字を全て知る必要はない、例えば製作部門が営業部門の数字を理解している必要はない、と考えていたのです。
しかしこれは間違いだなと気づきました。
結局のところ、どこかで「その数字は俺には関係ない」と思ってしまえば、会社の売り上げや利益率すら他人事になってしまうのです。
身近な数字が気にならない人が、大きな数字だけは気になるというはずがありません。
大切なのはまず、身近な数字を意識すること。
そのためには単に数字を漫然と眺めるだけでなく、年間コストで考えたり費用対効果を計算したりすることが必要です。
まずは電卓を持ち歩き、気になった数字があればその場で計算する癖をつけてみてはいかがでしょうか。
それでは今日はこの辺で。
明日は「管理人の生態」を予定しています。