以前にも書いたことがありますが、「その人間の本質」はイコール「周りからどう見えているか」ではありません。
その人が実際にどうであるかは分からない
以前にも何度か書いていますが、「その人が実際にどうであるか」ということと、「その人が周りからどう見えているか」は全く別の問題です。
もちろん、「その人が実際にどうであるか」ということと、「その人が周りからどう見えているか」が近しいこともあれば、ほぼ同じであるという場合もある。
しかしながらそれは結果論であったりあるいはその人物が裏表のない好人物であったり、はたまた自分を出すことに抵抗がなかったりするということだと思うわけです。
どんな立派な人であってもドロドロした感情を抱くこともあれば、内心では怒っている場合もある。
「アンガーマネジメント」なんてことを言いますが、これもあくまで「マネジメント」であって、「怒りを表に出していないだけ」ということもあるわけです。
そして、それができていれば周囲からの評価は「あの人は怒らない人だ」ということになる。
実際には怒ってはいるわけで、単に「怒りを表に出さない」だけなのですが、表に出さなければ怒っているかどうかなど分からないわけです。
「その人が実際にどうであるか」など、下手をすれば本人ですら分かりません。
人からどう見えるかを意識しよう
会社というのはロールプレイングだと管理人は思っています。
部長は部長らしくあり、堅い仕事をしている人は堅いイメージを維持しなければならない。
よく銀行員の方が「ピンクのネクタイをして行ったら怒られる」なんてことを言いますが、周囲から見えるイメージはその人ないしその集団を「そういう人」あるいは「そういう集団」にしてしまうわけです。
部長が「俺は管理なんか全然したくないもんね」と言っていれば周囲は部長という役職と本人の言動のギャップにイライラするでしょうし、入ってきばかりの平社員が偉そうにしていても違和感を覚える。
そしてそれは必ずしも「善人であればいい」ということではないわけです。
ビジネスパーソンというもの、役職が上がれば見え方も変わりますし、行動も変えなければならない。
管理人自身も反省しなければならないところではあるのですが、いつまで経っても若手のつもりで行動していると、周囲にストレスを与えてしまうこともあるわけです。
自分がどう見えるかと、自分が実際にどうであるかは異なる。
だからこそ、「自分はどう行動することが求められているのか」を考えることが必要です。
それでは今日はこの辺で。
明日は「風邪をひいた」を予定しています。