こんばんは。SMEです。
Twitterで「続きをさっさと書け」という温かい励ましのお言葉をいただきましたので。管理人の生態を書いてみたいと思います。
前回までのあらすじ
www.howtoworkatsme.net適当な考えで適当に大学に進学した管理人。
音楽で食っていこうと考えて大学を中退するも、もともとの適当な性格が災い。
最初に勤めた会社では毎日4時間ぐらいの睡眠しか取れないのに給料が10万弱という状態で、これではバンド活動に充てるどころか糸瓜の水も間に合わず、友人の勧めで適当にコールセンターへと転職することになったのでした。
コールセンターでの毎日
新宿にあるそのコールセンターは立ち上げたばかりでバタバタしていましたが活気があり、また周囲の人たちに恵まれた環境でした。
話が前後しますが管理人がこのコールセンターを辞めてもう10年近く経ちますが、いまだに付き合いが続いている友達がいて、その内の数名はわざわざ岡山まで遊びに来てくれたりもします。
そういった素敵な仲間に支えられたからこそ、コールセンターでの理不尽なクレームに耐えられたわけです。
どうでもいいのですが、コールセンターのクレームの理不尽さというのは、働いたことがない方にはなかなか想像しにくいところがあると思います。
管理人はいわゆる「上席対応」=苦情のクロージングも行なっていたのですが、毎日のように「バカ」だの「死ね」だの言われていました。
8年のコールセンター時代で、普通の人が一生かかっても言われないぐらいの罵声を浴びせられたと思います。
ちなみにどんなことを言われるかと言いますと、理不尽な要求をされて「それはいたしかねる」ということをお伝えした時に、「それはお前がバカだからできないのか?」とか言われちゃうわけです。
一緒に働く人がいい人たちでないとなかなかきついものがあります。
コールセンターの上司から学んだ大切なこと
マネージャーは(人間なのでもちろん)感情的に怒ることもありましたが、本質的にはとても優しく、また仕事ができる人でした。
管理人は毎日のようにめちゃくちゃ怒られましたが、その反面食事に連れて行ってもらったり、プライベートな相談にも何度も乗ってもらいました。
バリバリ仕事をするタイプでしたし数字や細かいミスには厳しかったのですが、常時100人以上いる非正規雇用スタッフに対しても愛がありました。
忘れられないのは、閑散期の雇用についてです。
企業にとってコールセンターをアウトソーシングするメリットは様々ありますが、その一つが「閑散期に余剰人員を抱えておく必要がない」ということです。
当然、閑散期には非正規雇用スタッフのシフトをカットすることになります。
そんな時マネージャーはが言っていたのは「スタッフの生活を守ってやれ」ということです。
「優秀な人だけシフトを減らさず、そうでない人だけシフトをカットすると生活ができない人が出てくる。スタッフの雇用を守ってあげなさい」
細かいニュアンスは違うかもしれませんが、教わったことは今でも胸に残っています。
そしてこの言葉は管理人が人を育てていく上で一つの指針となりました。
妻との出会い・結婚
管理人はここで、のちの妻となる女性と出会いました。
妻はオペレーターとして働いていたのですが勤務体系から滅多に顔を合わせることがなく、挨拶をする程度の間柄でした。
仲良くなり、付き合うようになったのは転職するため妻がコールセンターを退職してからです。
「あんた最低だな!」と言われそうなのですが(っていうかホント最低なのですが)、交際期間は半年ぐらい。
二人で会ったのも10回あるかないかぐらいだったのに妻が妊娠し、我々は結婚することになりました。
美味しいお店にも全然連れて行ってあげられず、二人で旅行にも行ったことがないままバタバタと結婚することになってしまい、妻には本当に迷惑ばかりかけたなと反省しきりです。
まぁそれは別にしまして、出産を控えた妻は転職先を数ヶ月で退職することになり、里帰り出産のため岡山に帰ることになります。
その矢先に起こったのが東日本大震災でした。
(一応明日も続きます)