業界で、ビジネス一般で、生活で。
基準となる数字、どれだけ身についていますか?
数字、身についていますか?
先日社内で、「徒歩30分だとどれぐらいの距離か?」という質問をしている人がいました。
聞かれた方は
「人は分速80メートルだから…」
と計算し、およそ2キロという答えを出していました。
これもこれで一つの方法ですし、「徒歩だとおよそ時速4キロ」と覚えてしまうのも一つの手です。
どちらでもいいのですが、こういった数字が何かしら頭に入っていないと、いちいちネットで調べることになるわけです。
ネットで数字は調べられるが…
もちろん、インターネットで基礎的な値を調べることは悪いことではありません。
「時速 徒歩」で調べるだけでしょうし、大した手間でもない。
とはいえ、本当に知りたいことを知るのにワンクッションおくことになってしまうのは確かです。
上の例で言えば
「徒歩30分だとどれぐらいの距離か?」
を知るためにまず、インターネットで数字を調べなければいけないわけです。
大した手間ではありませんが、業界の基礎的な数字や社会常識的な数字をいちいち調べていてはキリがありません。
このことは業界やビジネスで使う用語についても同様です。
もちろん、「どこまでが常識でどこまで必要なのか?」という問題はあります。
管理人も「ローンチする」と言われると「立ち上げじゃダメなのか?」と思ってしまう人種ではあります。
どこまでが常識でどこからが違うのか。
この辺りは確かに、意識の問題かもしれません。
ざっくりした数字を身につけよう
そのためもちろん、すべての数字を細かく覚える必要はありません。
しかし業界で基準となる数字や、一般的によく使われる値、社会的にあるていど常識とされる数字を身につけておくことで、数字を目にしたときにさっと動けるようになるはずです。
「大体の数字」でいいのです。
「1ドルは100円前後である」
「日本の人口は1億3000万人弱である」
こういった数字はほとんどの方が頭に入っているでしょうし、
「有効求人倍率は1.6倍ちょっとである」
「日経平均は2万5千円ほどである」
といった数字が頭に入っているのとその都度調べるのでは動きに差が出てくるのは間違いありません。
少なくとも自分の職種、業界で基本となる数字、そして社会常識的な数字は意識して身につける習慣を持ちたいものです。
それでは今日はこの辺で。
明日は「ビジネスパーソンが読みたい本」を予定しています。