特に一対一で面接をするとき。
二人きりだからといって「社内におけるここだけの話」をしたりしていませんか?
一対一の面接が多いのは当然であるが…
自分が面接を受ける場合の話ではありません。
採用する側として、特に中途採用の面接をする場合の話です。
会社によっては人事・採用担当者でなくても、地方営業所や支社などの管理を任されていると現地採用従業員の採用を任せられ、一次面接を行うこともあるはずです。
また中間管理職ぐらいになると、場合によっては自部署応募者の面接を一次または二次の段階で一対一で行うこともあるかも知れません。
管理人も経験がありますが、一次面接を部門担当者が行なった後で二次面接から人事担当者が入ってきたり、あるいは逆に一次面接は人事担当者が行い、二次面接は部門担当者が一対一で行なって最終面接は複数で行うということもあるでしょう。
とにかく、面接の初期段階では特に「一対一の面接」が多いはず。
社内の貴重な人的リソースを何時間、場合によっては半日近くも割くことを考えれば、まだどういった人かもはっきりわかっていない段階で複数名が面接に当たることは難しい。
そのためまずは一対一で面接をして、次のステップに進むかどうか判断するということが多くなるのは必然です。
しかしながら、一対一の面接にも問題があることは確かです。
面接は密室化する
何が問題であると言って、一対一の面接は密室化することが問題です。
別に密室の中で面接が行われるからと言って、その中でいき過ぎた圧迫面接が行われるですとかセクハラじみたことが行われるということを懸念しているわけではありません。
問題は、「ここだけの話」が出てしまうことです。
実際に管理人も自分自身が面接を受けた中で、「実はここだけの話なんですが…」と社内の状況を聞かされたことが何度かあります。
そのほとんどが人間の問題です。
例えばある部署の管理職がマネジメントができておらず部署が壊滅状態にある。
ほかにはある部署の一般従業員がやる気がなく赤字が続いている。
また、同僚となるメンバーのスキルが低すぎるので引っ張り上げてほしい。
ぱっと思い出すだけでもまだまだ出てきます。
これらが求人の内容と合致しているのであればいいのです。
社内に人的問題があるためそれを解決するマネージャーを募集しているということであればあまり問題はないかもしれません。
しかしながら、こういった話は求人内容とは別に、裏話として語られます。
これでは入社に対して不信感も募りますし、何より入社する前から「ここだけの話」で挙げられた人に対してバイアスがかかってしまいます。
自分が面接をする場合には、社内の人に対してバイアスがかかるような話をしてはいけません。
入社もしていない人に対して、社内の人の噂話は避ける。
こんなのは当たり前のことですが、守れていない採用担当者が多いように感じられます。
社内の人に見せられる面接をするよう心がけましょう。
それでは今日はこの辺で。
明日は「管理人の生態」を予定しています。