我々はいかにして「二流」を脱却すべきか? 〜2 一流とは何か?〜

こんばんは。SMEです。

昨日に引き続き、「一流と二流」の違いについての考察。

今日は、「では一流とは何か?」を考えていきたいと思います。

 

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一流とは何か?

HARUNA hannah. (@han115nah)さんから反応をいただき、昨日はビジネスパーソンが二流になる背景」について考察しました。

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しかしながらゴールが分かっていなければどこにもたどり着けないだけでなくペース配分もできません

同様に「一流とは何か?」が曖昧なままでは二流を脱却することはできません

そのため今日は「一流とは何か?」を定義したいと思います。

 

もちろん人によって見解は異なるでしょうが、管理人が考える「一流」を端的に言えば

「1人+1人の力を3以上にできる人」

だと考えます。

二流の人はいくら自身が優秀でも、1+1を2以上にすることができません。

あくまで2、悪くすると1+1が1だったり0だったりしてしまうのが「二流の人」なのです。

 

 

「ステージの高さ」「企業規模」と「一流・二流」は関係ない

勘違いしないでほしいのですが、「一流か二流か」は、ステージの高さや企業規模とは必ずしも関係ありません

相関性はあるでしょうが、因果関係はない。

社長が二流で部長が一流という企業もあれば、年収1000万の二流もいれば年収400万の一流もいます。

もちろんある会社のトップよりも他の会社の課長の方が一流に近い、ということもあるわけです。

 

管理人自身も

「この人は個人事業主としてはものすごく優秀なんだろうな」

という経営者に何度も会ったことがあります。

スキルも知識もある。しかし自分で動くことは得意でも、人に仕事を任せることができない(苦手な)人です。

 

卑近な話をすれば

「自分では1億円を動かせるが、部下に1千万円動かさせることはできない」

タイプといえば分かりやすいでしょうか。

企業規模が小さく、タスクだけを指示しているうちはそれでよいのです。

しかし企業規模が大きくなれば全てを自分でチェックすることはできません

誰かにミッションを任せマネジメントをさせなければならないのです。

それができないのであれば、「その人が見られる範囲」までしか企業は成長できません

それを無視して規模を拡大するとどこかに無理が生じることになります。

 

 

一流の人間は組織を動かせる

「将に将たる器」

「卒に将たる器」

という言葉があります。

現代風に言えばプレイヤーをマネジメントできる人間と、マネージャーをマネジメントできる人間ということになるでしょう。

「何とかプレイヤーの管理ができるよ」というレベルでは、いつまで経っても「自分の目が届ききらないところを誰かに任せる」ことはできません

二流で終わらないためには「将に将たる器」になる必要があります。

つまり一流の人とは、組織を動かす力があるわけです。

 

もちろんそれは「ロジカルに説得することで致し方なく組織が動く」ということでもなければ、「立場の違いを利用していうことを聞かせる」ということでもありません。

「あいつのいうことなら聞こう」と思わせるのが「組織を動かす」ということであり、一流であるということだと管理人は考えます。

「二流の人」が「その人の持つ知識」や「その場のテクニック・スキル」あるいは「立場・役職」で敬意を得るのと異なり、「一流の人」は「その人自身の魅力」で敬意を受けているわけです。

 

 

それでは我々はどうすれば二流を脱却し、一流になることができるのでしょうか?

明日はいよいよ「一流になるには?」を考察したいと思います。