こんばんは。管理人です。
今まで複数社で働いてきた管理人。
その中で実感した
「優秀なマネージャーだけが認めていること」
をご紹介したいと思います。
全てにおいて他人より秀でている人間はいない
いきなり結論を言ってしまいますが、優秀なマネージャーは認めていて、そうでないマネージャーは認めていないことはたった一つ。
「自分は部下より仕事ができるわけではない」
ということです。
営業成績もダントツで人望もあり、データ入力も誰よりも速くてミスもゼロ、しかも段取りが良くて毎日残業ゼロで退社している上に、法務や人事制度にも詳しい…なんて人はそうそういません。
これは何も社内全体の話に限らず、部署内でも当てはまります。
営業成績はトップだが細かい入力作業は苦手だったり、社内折衝は得意でも社外はまるでダメだったり、分析は得意でもタスク処理は不得手だったり。
それこそ「自分がプレイヤーとして実行するのは得意だが、マネジメントは苦手」ということもあるわけです。
私が尊敬するビジネスパーソンの一人である澤円さん(日本マイクロソフト)も、
「人の顔も覚えられない、地図も読めない、でもそれを人に任せられたから成績をあげられた」
ということを書いていらっしゃいます。
自分は部下よりも全てにおいて優秀だという思い込み
優秀なマネージャーはそれを充分に理解しています。
単純に言って、日本では社歴や年齢なども考慮されて管理職になることがほとんどでしょう。
少なくとも(よほどのことがない限り)
「お前より優秀な奴が入ってきたから、今日からお前は降格して代わりの課長を入れる」
などということはないはずです。
そうである以上、誰もが「自分より優秀な部下」を抱えることはあるはずですし、そうでなかったとしても
「データ入力はあいつの方が速い」
「あの子は、俺が切り崩せない年輩の得意先を切り崩すのがうまい」
「社内での人望は彼女にかなわない」
ということは多々あるはずです。
ダメなマネージャーほどそれを理解しておらず、部下の成果を「俺にはとてもこんなことはできない」と素直に認めることができません。
「誰に何をさせたら最も高い効果を産むか」
更にいえば、優秀なマネージャーは「誰がどの分野において最も能力が高いか」を的確に把握しています。
(本来こんなことは当たり前だと思うのですが、それができていないマネージャーが多数いるのも事実です)
データ入力まで部下と競う必要はありませんし、いつまでもプレイをして「部署内での成績は俺が一番」と言っていては下も育ちません。
極端な話、「あいつは俺よりもマネジメントがうまそうだな」と思う部下が出てきたら、中間マネジメントを任せてしまっても良いのです。
優秀なマネージャーとそうでないマネージャーを分けるのは頭の良さでもなければタスクの処理能力でもありません。
「自分が部下より仕事ができるわけではない」ことを認められるかどうかが、優秀なマネージャーであるかどうかのポイントになるわけです。
それでは今日はこの辺で。
また近日中にお目にかかりましょう。