不定期で公開を予定している「この一枚を聞け」。
初回の今日は管理人がもっとも衝撃を受けた一枚。
The pop groupの「Y(最後の警告)」をご紹介します。
感性の磨耗
管理人は今までアホのようにCDを買ってきました。
もちろん一リスナーとしてはということですが、それでも1000枚以上あるのは間違いありません。
これだけ音楽を聞いていると、どこかの時点から感性が磨耗してきます。
つまりは、新しいミュージシャンの曲を聴いても、好きなバンドの新譜を聴いてもいまいち感動できなくなるわけです。
中学校の頃に初めてストーンズを聴いて感動し、高校生になってジャムやらピストルズを聴き狂い、ガンズ・アンド・ローゼスを聴いてミュージシャンになろうと決めた管理人でしたが、それでも何年も音楽を聴いていればどこかで「ああ、このパターンね」となってくる。
The pop groupの「Y(最後の警告)」というアルバムを買ったのはそんな頃でした。
The pop groupの衝撃
正直、対して期待せずに買ったアルバムでしたが、一曲目の「SHE IS BEYOND GOOD AND EVIL」が流れてきた瞬間、管理人はぶっ飛びました。
それまでもファンクやダブを聴いたことがなかったわけではないのですが、このアルバム聴かれる音楽は今までに経験したことがないものでした。
もしあなたがロックが好きで、そしてThe pop groupの「Y(最後の警告)」を聴いたことがなければ、ぜひこのアルバムを聴いてみてください。
聴きやすい音楽であるとは言い難いですが、それでもここには音楽を聴く喜びがあります。
それは音楽に身を浸すことで得られるトランスと、今聴いている音楽が自分をどこかに連れて行ってくれる、そのまだ知らぬ場所へのワクワク感のようなものです。
何よりもThe pop groupの「Y(最後の警告)」を聴くことで管理人は、まだまだ自分は音楽に倦む段階ですらなかったのだなぁと気付かされました。
仕事でもそうですが、物事の一面だけを知って分かったような気になり、飽きてしまうこと。
人が成長をやめてしまうのはそんな時ではないでしょうか。
The pop groupの「Y(最後の警告)」を聴くことで管理人はそれに気付くことができた気がします。
今もこのアルバムを聴きながらこのブログを書いていますが、最初に聴いたときの感動は全く色褪せておらず、そして「氷山の一角を見て全てを分かったような気になってはいけないのだ」という思いを新たにさせてくれます。
それでは今日はこの辺で。
明日は「直接会って話をしよう」を予定しています。