山形の郷土料理「だし」と「水ご飯」

これからの季節、食欲がなくなる人もいますよね。

そんなあなたに山形の郷土料理、「だし」と「水ご飯」をご紹介します。

これで夏バテ知らずの毎日を送りましょう。

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山形は暑い

「山形って東北でしょ? 暑いの?」という質問を受けますが、山形の内陸部は盆地。

近年まで日本最高気温は山形だったことからも分かる通り、夏場の暑さというのは半端なものではありません。

 

今日ご紹介する「だし」と「水ご飯」はそんな暑い山形の夏を乗り切るための郷土料理です。

 

 

だしの作り方

「だし」は近年すっかり有名になりました。

管理人が住む岡山でも、「山形のだし」としてパックのものが売られたりしています。

しかしそんなに複雑なものでもありませんので、ここは一つ、旬の野菜を使ってご家庭で作ってみてはいかがでしょうか。

 

作り方は非常に簡単で、ナス・キュウリ・ミョウガ・シソなどの夏野菜をみじん切りにして醤油と鰹節で漬け込むだけです。

野菜は特に決まりがないのですが、生・漬物で食べられるものがよく、カボチャなんかはさすがに向かないと思います。

この他にもオクラなんかがよく使われますが、生姜を入れてもよく、管理人はトマトなんかを入れたりもするのですが、これまた旨味があってご飯だけでなく冷奴やそうめんなんかにもぴったりです。

このほか、粘りを出すのが好きな方は昆布なんかを入れたりもします。

ナスだけはあく抜きをした方がいいですが、他の野菜はざっと洗うだけで構いません。

 

また醤油と鰹節の量は適当で構いません。

それすら面倒であれば、麺つゆで作ってもOKです。

漬け込む容器はタッパーウェアでもガラス瓶でも構わないのですが、管理人はジップロックなど、ファスナーがついたフリーザーパックを利用しています。

野菜から水気が出てきたらもう食べごろです。

 

水ご飯の作り方

「だし」をかけて食べるのは温かいご飯もいいのですが、何と言っても「水ご飯」が合います。

水ご飯は水かけご飯とも言いまして、平たくいえば「ご飯に水をかけたもの」です。

そんなものが美味いのか、と思われるかもしれませんが、夏場はこれが美味い。

だしだけでなく、味噌漬けや柴漬けなんかもよく合います

 

炊いて冷めたご飯を使うのですが、忘れてはいけないのはご飯をしっかり洗うこと。

冷めかけたご飯の粘りがなくなって水が透明になるまで洗い、冷たい水(氷を入れても良いです)をかけます。

まぁ「水のお茶漬け」ですが、これが米のうまさがしみじみと分かります。

さらさらと書き込む音、茶碗に箸が当たる音も何とも涼しげで、今年も夏が来たなぁという思いを強くします。

 

 

夏場は食欲も落ちてしまいがちですが、だしと水ご飯はそんな夏にもぴったりです。

どちらも簡単なものなので、ぜひ今年の夏はお試しください。

 

 

それでは今日はこの辺で。

明日は「調べる技術」を予定しています。