ものごとがうまく行かないとき。
そんなときは誰にでもありますが。
そこで自分が変わろうとする人、相手に原因を求める人。
人は色々です。
トラブルは誰とでも起こりうる
人間ですから、意思疎通は完璧というわけにはいきません。
仲がいい同士であっても、普段はうまく行っている上司と部下であっても意見が食い違ってしまうことはままあります。
ましてや対立しがちな部署同士であったり、互いをよく知らない同士で利益が相反する、とまでは行かなくても一致しない間柄であれば、
「あいつの言うことはめちゃくちゃだ!」
「管理部の言うことは正論だけど、現場が分かってない!」
「課長もたまには現場に出てから物を言えばいいのに」
などと思ってしまうことはよくあります。
人は原因を他人に求めてしまいがちである
そんな時に、人はどうしても原因を他人に求めてしまいがちです。
悪いのは自分ではない、他人である。
あるいは、悪いのは時部署ではなく他部署である。
はっきりそう思っていなくても、トラブルが起こった際に原因追求をしようとする中で「相手の間違い」「相手の失敗」を理由にロジックを組み立ててしまいがちなものです。
そしてその度合いは人によって大きく異なります。
基本的には自分に原因を求める人、百パーセント他人が悪いと思う人。
管理人の経験で言えば、普段から原因を他人に求める人が、
「今回は俺が悪かったな」
と思うことはまずありません。
逆に、日ごろからトラブルが起こると自分を変えようとする人が
「今回ばかりは自分は悪くない」
と考えることもまずありません。
原因を他人に求める人はいつでも他人に原因を求めるし、自分が悪いと思う人はいつでも自分が悪いと思う。
染み付いた習慣はなかなか消えません。
「人は他人を責めるものだ」と理解する
もちろんこのブログを読んで下さっている方が、トラブルのたびに百パーセント他人を責める方だとは思いません。
そして、何か起こったらいつでも自分を責めることだけが良いことでないのも明らかです。
忘れないでいただきたいのは、
「トラブルがあると、無意識のうちに他人を責める人もいるのだ」
ということです。
そういった人たちは必ずしも個々の相手に悪意があるわけではなかったりします。
「トラブルがあると原因を他人に見つける」という思考回路が出来上がってしまっているだけだったりするのです。
それを責めては、「トラブルがあると原因を他人に見つける人が悪い」という堂々巡りに陥ってしまいます。
「罪を憎んで人を憎まず」ではありませんが、少なくとも「トラブルがあると、無意識のうちに他人を責める人もいるのだ」ということは忘れないようにしたいものです。
それでは今日はこの辺で。
明日は「関数電卓の便利さに驚いた」を予定しています。