こんばんは。SMEです。
ところでオフィスカジュアルって、どこまでOKなのでしょうか?
スーツ以外で出勤してもいいのか?
オフィスカジュアルという言葉もすっかり市民権を得た感があります。
「今後、社内でオフィスカジュアルを認めます!」
などと言われても、「何を今さら」と思われることは必至でしょう。
とは言え、企業によって「オフィスカジュアル」の定義は曖昧です。
ある企業にとってはOKだったものが他社では「おい! 今すぐ帰って着替えてこい!」と上司に怒られることもあれば、同じ会社でもある職種ではカジュアルが許されるのに別の職種ではダメ、ということもありえます。
夏場など、企業によってはいまだに営業の人はスーツにネクタイ、外回りをして汗だくで帰って来ると内勤のコーポレートスタッフはポロシャツを着て涼しいオフィスで仕事をしている……ちくしょう! なんてこともあるのではないでしょうか。
また「オフィスカジュアル」と「ビジネスカジュアル」は異なるものですが、基準が曖昧である分よけいにオフィスカジュアルで出勤したい若手〜ミドル層を迷わせる一員となっています。
結果、「スーツを着ていれば怒られない」とばかりにピチピチのスーツを着ている若手層も少なくありません。
誰に対して服を着るのか?
管理人も職場で営業を受けることはありますが、そのときに営業担当者がピチピチのスーツを着ていたら、正直言って最初から話を聞く気になれません。
それは「スーツの着方を知らないから」とかではなく、「清潔感を感じないから」です。
当人としては体のラインが浮き出るほどタイトなスーツは格好いいのだと思いますが、ビジネスシーンにおいては
「自分の視点で話をする」
ことではなく
「相手の視点で話を聞く」
ことが重要であるのは言うまでもありません。
他社に営業に行っているのだとすれば尚更です。
そう考えると、ピチピチのスーツを着て営業に来る若者は
「自分の視点でしか物事を見られない人」
と判断されてしまっても仕方がないわけです。
オフィスカジュアルは「誰と接するか」で考える
オフィスカジュアルは、まず自分が誰と接するか? という視点で捉えることが必要です。
一概に、「コーポレートスタッフであればカジュアルで良い」とも言い切れません。
管理人も採用面接を受けた際に、こちらはスーツにネクタイなのに先方はポロシャツでクールビズ、という時があり、理不尽だなと感じたのを覚えています。
逆に企業によっては面接の前に
「当社はスーツ勤務ではないので、カジュアルでお越しください」
と指定してくれるところもあります(大手ではアマゾンなどもそうですね)。
社内的にはよくても、応募者からすれば印象はよくないでしょう。
どうしても「面接してやる」という態度に見えてしまいがちです。
大切なのは「スーツを着ているか」「オフィスカジュアルか」ではありません。
その企業の顧客や取引先などが誰なのか、その中で自分が誰と会うのか、を考えることが重要です。
しかしながら、「自分たちは誰と会うのか」を個人で考えるのは難しいところがあります。
一度、管理部門を中心に企業のアイデンティティを考え直してみてはいかがでしょうか。
それでは今日はこの辺で。
明日は「女性のマネジメントは難しいか?」を予定しています。