確かに地頭の良さや性格も仕事に影響を与えます。
しかし同じぐらい、いやそれ以上に習慣は大きな意味を持ちます。
転職したらレベルが違った!?
管理人は最近転職をしたばかりなのですが、社長と毎朝ミーティングをしています。
数日前に言われたのが、
「君はペーパーテストの点数も高かったし、能力は高いはずなのに結果が出せていない」
ということでした。
これは別に管理人の基礎能力が高いことを強調したいわけではありません。
逆に、はっきり結果を出せていないと言われたことがショックでした。
管理人は数回の転職をしてきましたが、中間管理職としてそれなりに結果を出してきたつもりです。
データ入力や事務的なタスクの処理が速いわけではありませんが、物事の本質的な問題を追求したり、誰もが気づかない問題点に気づいて改善したりすることにはそれなりに自信があったのです。
しかしその自信はどこでも通用するものではありませんでした。
なぜ結果が出せないのか?
管理人が現在働いている会社の社長は、高いレベルを求めますが従業員に暴言を吐いたり無理難題を言うような人ではありません。
そのためこの日も、単に「君は結果が出せていない」ということに終始せず
「なぜ結果が伴わないか」
を一緒になって考えてくれました。
社長曰く、君には基礎能力はあるはずである。
しかし実際には結果が伴っていない。
確かに管理人は転職してまだ一ヶ月経つか経たないかです。
しかし最初から役付きで、ある程度期待されて入社した以上は
「入社したばかりなのでまだ結果が出せません」
という言い訳は通用しません。
実際に、与えられているタスクは今までの会社であればこなせたはず、というよりも期待された以上のレベルで答えられていた内容なのです。
社長は貴重な時間を使いながら長く話し込んでくれたのですが、その時に社長から言われ、また管理人自身も感じたのが
「自分を低い環境に置きすぎた」
ということでした。
「緩さ」に慣れてしまっていた
管理人が今までいた環境というのは、服装も自由でお互いをあだ名やちゃん付けで呼び合うような企業が多かったわけです。
もちろんその中で多くのミッションに取り組み結果を出してきました。
経費の削減や離職率の低減など、数字で具体的に挙げられてかつ評価を得られるだけの成果もあります。
(それが認められたからこそ、現在の職場に転職できたのだと思います)
別段、めちゃくちゃに生産性が低かったわけでもありません。
むしろ現在の職場の方が、従業員数も多く創業からの年数も長いため非生産的なことはたくさんあると思われます。
年商も今までいた企業の中で一番ではありません。
しかし今まで在籍した中ではダントツに「堅い」会社です。
管理人は今までの会社で、「緩さ」に慣れすぎてしまっていたわけです。
環境と習慣に人は慣れてしまう
社長が言っていたのが「人は楽さになれてしまう」ということです。
「クールビズが始まったとき、こんなに楽なことはないと思った。一度クールビズに慣れると、スーツを着るのが嫌になる」と社長は語ってくれました。
今まで管理人がいたのは、「自分がやりたいことで結果を出せばいい」環境でした。
それはそれで、自分の能力を活かす最高の方法であると管理人は思います。
しかしながらそれによって失うものもあるのだということに気付かされました。
環境と習慣は恐ろしいものです。
それは基礎能力や考え方を変えてしまうことすらあるわけです。
もしも今あなたが行なっている習慣で、自分でもよくないなと思うものがあれば、ぜひ一度その習慣を見直してみてはいかがでしょうか。
それでは今日はこの辺で。
明日は「中小企業と新卒採用」を予定しています。