こんばんは。SMEです。
中小企業で働きながら資格を取ると、いいことが待っていたりします。
- 中小企業には「足りていないところ」がある
- なぜ中小企業では管理部門に「足りていないところ」が生まれるのか?
- 在籍している企業に「足りていないところ」を資格で補う
- 資格を取ると、社内でキャリアアップができる
- 転職のために資格を取ることはお勧めしない
中小企業には「足りていないところ」がある
中小企業には、必ずと言っていいほど「足りていないところ」があります。
法務担当者がいない、労務が社労士任せになっている、インフラを丸投げしていてちょっとしたトラブルでも復旧に時間がかかる、忙しい営業部門が経営企画を兼任していて目の前の売り上げしか追えていない、など、中小企業では特に管理部門に「足りないところ」が発生しやすい傾向にあります。
なぜ中小企業では管理部門に「足りていないところ」が生まれるのか?
中小企業の管理部門に「足りていないところ」が出る理由は単純です。
直接的な利益を生み出さない部署は予算が削られたまま組織は巨大化していき、巨大化しないまでも継続していきます。
その中で「足りていないところがある」ことが常態化していくのです。
特に「先代社長が一人で大きくした」というような企業では経営者自身が経営企画を兼ねていたり法務的な判断をしていたり、という状態のまま会社が続き、いざ二代目に引き継ぐ時には管理部門の責任者が全く育っていない、ということもあります。
在籍している企業に「足りていないところ」を資格で補う
管理人自身もそういった企業をたくさん見てきました。
実際に自分がそういった「管理部門が足りていない」企業に属したこともあります。
というよりも、「管理系部門に不足がある」企業がほとんどでした。
特に50名程度までの中小企業ですと、その傾向は顕著です。
だからこそ資格を取得することで、在籍している企業に「足りていないところ」を補えれば自分にとって大きな強みになります。
管理人も、法務セクションがない企業で行政書士資格を取得した際は、社内に大きなインパクトを与えることができました。
具体的には弁護士とのやり取りや、約款・契約書のチェックを任されるようになり、待遇もよくなりました。
資格を取ると、社内でキャリアアップができる
このように、中小企業で働きながら資格を取るメリットは「社内でキャリアアップができる」ということです。
専門家がいない、いても少ない企業では、専門家になることで業務を取ってくることができるわけです。
そうすると社内での待遇もよくなり、企業にとってもゼロからプロフェッショナルを高給で雇用しなくて済むというメリットがあります。
働きながらその分野の実績も積みやすくなりますし、実績を積めば転職も容易になります。
転職のために資格を取ることはお勧めしない
気を付けたいのは「転職ありき」で資格を取るのは良くないということです。
「資格があっても業務は未経験」という人は、特に中途採用では敬遠されます。
資格を取ったら転職しよう! と思っていると、いざ資格を取って転職活動を始めたときに、現実を見て心が折れることになります。
あくまで「在籍している企業の中でキャリアアップをする」というスタンスで取り組むようにしましょう。
それでは今日はこの辺で。
明日は「オフィスカジュアルはどこまで許されるのか?」を予定しています。