誰かと意見が異なることもあるでしょう。
明らかに間違っている意見を滔々と述べる人もいます。
しかし、決して退路を絶ってはいけません。
意見が異なることはある
どんな職場でも、どんな人とでも、意見が異なることはあるものです。
それだけではなく、明らかに間違っている意見や稚拙な見解を述べられることもあるでしょう。
結局のところ、人は自分が一番正しいと思っているわけです。
自分が間違っているかもしれないと思いながら意見を述べることもありますが、それでもそこには「自分が間違っているかもしれないと思いながら意見を述べているという自分の感覚は正しい」という意識が働いているはずですし、「自分が間違っているかもしれない」と思いながら述べた意見であっても真っ向から否定されてニコニコしていられる人はなかなかいません。
とどのつまり、人はみんなと意見が同じだということはありませんし、年齢や経験、ステージや立場によってその考え方は変わってくるのです。
とはいえビジネスシーンにおいては、意見が違うからといって「みんな違ってみんないい」と言って会議を打ち切るわけにはいきません。
だからこそ場合によっては誰かの意見を否定しなければいけないこともあるわけです。
議論をしても、相手の退路を断つなかれ
議論をすること自体は悪いことではありません。
場合によっては白黒はっきりさせなければならないこともあるはずです。
しかしながら、相手の退路を断つことだけは絶対にしてはいけません。
いくらこちらに正義があろうが、周囲の全てが味方についてくれようが、相手をやり込めることだけは避けましょう。
というのは、やり込められた側というのは決して
「そうか、自分が悪かったんだ」
「あいつがああ言うのも当然だよな」
などとは思わず逆恨みをするからです。
重要なのは相手をやっつけることでもなければ議論自体に打ち勝つことでもありません。
あなたの意見を通すことで、結果を良くすることのはずです。
譲れるところは譲ってしまえばいいのです。
極端な話をすれば、あなたの意見をさも相手に言わせたように、思いつかせたようにしても、結果的にあなたの意見が通ればそれでいいのです。
腹が立つことはあるかもしれません。
手柄が取られることだってあるでしょう。
しかし本質は「誰が言ったか」ではありません。
そのためには相手の退路を断つことはせず、逃げ道を与え、妥協できるところはしてしまうことも必要です。
それでは今日はこの辺で。
明日は「連休明けにしたいこと」を予定しています。