こんばんは。SMEです。
この記事を読んでくれているあなたは自己肯定感が低いことに悩んでいませんか?
母親が口にしていた言葉で、成長してからの考え方は大きく変わります。
自己肯定感と「母親」
個人的な話から始めさせてください。
管理人の妻の話です。
出会った頃の妻は、管理人に対して、というか他人に対して怒ることができませんでした。
管理人のあまりの酷さに今は本気で激怒するようになり、家族で一番怖い人になりましたが、ある時点まで「人に対して怒る」ということができなかったのは事実です。
妻がその理由を自分で考察し、管理人に伝えてくれたことがあります。
それはまず「自己肯定感が低い」こと。
どんなに理不尽なことがあっても
「自分なんかが人に怒っていいのだろうか…」
と思ってしまうというのです。
そしてその理由を二人で話し合って考えたところ、答えは意外なところにありました。
妻の自己肯定感が低いのは
「自分が手放しで母親から褒められたことがない」
からではないかという結論になったのです。
子供は母親から手放しで肯定されたい
妻の母は善人ですしいわゆる「毒親」ではありません。
管理人も大好きです。
妻自身も「母親から褒められなかったわけではない」と言います。
しかしながら、例えばテストで90点を取っても
「頑張ったけれど、もうちょっとだったね」、
絵を描いても
「すごく上手に描けてるけど、こうしたらもっとよかったね」
と言われたと妻は言います。
これは大人をマネジメントする上では良いことだと思いますが、年端もいかない子供にとってはなかなか辛いことだと管理人は思います。
子供は母親から、手放しで肯定されたいのです。
母親に手放しで肯定されてこないと、自己評価が異常に低くなる
妻いわく、母親から「あとちょっと」と言われ続けた経験は「自分はダメなんだ」という思いへと繋がったと言います。
そのため「自分は足りないところがたくさんあるから、人を怒るなんてできない」と思い込んだようだ、というのが妻なりの自己分析です。
子供の頃に母親から否定され続けたことは自己肯定感を低くする要因になったというわけです。
こじつけのように感じるかもしれませんが、管理人の現在の職場で、とても優秀なのに自己評価が異常に低い女性が3名います。
ふと気になって「子供の頃、親に褒められていた?」と訊いてみたところ、全員が
「何をしても、あなたならもう少し頑張れると言われていた」
「テストでは100点を取って当たり前だった」
「そもそもあまり興味を持たれていなかった」
などという回答をしたのです。
(このあと管理人は何度か転職をしましたが、自己肯定感が低い女性に何度も出逢いました。
そしてそのたびに同じ質問をしたところ、判で押したように「子供のころ母親に褒められた記憶に乏しい」という答えが返ってきたのです)
管理人は別に心理学を系統立てて学んだわけではありませんが、恐らく母親から手放しで肯定されてこないと、人は成長しても自己肯定感が低いままになってしまうのではないかと思います。
同性同士では傾向が顕著になる
あくまで傾向ですが、特に女性はその傾向が顕著であるように管理人は感じます。
あるいは管理人の周囲にそういった女性が多いだけなのかもしれませんが、
「母親に手放しで肯定されてこなかったため自己肯定感が異常に低い」
という女性が一定数いるのは確かです。
これは恐らく、同性だと愛憎半ばする面があるためではないかと管理人は考えます。
管理人には息子しかいませんが、娘がいたとしたら割と手放しで可愛がれるのではないかという気がします。
それに対して息子はやはり、自分の子供であると同時に「男の子」です。
もちろん可愛いのですが、「いつかこいつに俺は何も勝てなくなるんだろうなぁ」と思うと複雑な心中ではあります。
娘に対する母親も同じなのではないかと管理人は思うわけです。
母親は同じ女性である娘に対しては手放しで褒めにくく、結果として自己肯定感が低い女性を量産することになる。
とはいえそういった女性たちが母親になって、自分の娘を手放しで褒められるだろうかと考えると管理人は暗い気持ちにならざるを得ません。
子供を手放しで褒めよう
このブログを読んでくださっている方の中にも、子供を持つお母さんはいると思います。
また、子育て中のお父さんもいるでしょう。
ぜひお願いしたいのですが、あなたのお子さんを手放しで褒めてあげてください。
確かにできていないところを注意することは必要です。
「あなたならもっとできる!」と励ますことも大切でしょう。
しかし、それだけでは子供は「自分は何をしても、いつになっても親から手放しで褒めてもらえない」という辛い思いを抱いたまま大人になってしまいます。
そうすると、大人になってからも自己肯定感が低いままになってしまう可能性があるのです。
「子供の頃、親に手放しで褒められた」という経験は、きっとお子さんが成長した時に財産となります。
ぜひあなたのお子さんを抱きしめて、子供の「成果」ではなく「存在自体」を肯定してあげてください。
それでは今日はこの辺で。
明日は「あなたがどんな人かを決めるのはあなたではない」を予定しています。