昔は土曜が仕事なんて当たり前でした。
昭和のお父さんたちは偉かった、のですが…
昔は週一休みが普通だった
最近転職した管理人の職場は年間休日が100日ちょっと。
盆正月は連休なので、日数から考えれば分かる通り、完全週休二日制ではありません。
管理人は完全週休二日制ではない会社が初めてなのですが、はっきり言えばこれが予想以上に疲れるわけです。
とはいえ思い起こしてみれば、管理人が子供だった30年ほどまえ(そんなに経つのか)、父親たちは土曜も働きに出ていました。
土曜が休みになったのなんてここ最近のこと。
管理人だって小学校の頃は普通に土曜も授業がありました(いわゆる半ドンというやつでしたが)。
昭和のお父さんたちは週に一日しか休まず、しかもその休みの日には子供たちの相手をしたり、今よりはずっと密だった地域コミュニティの活動に参加したりしていたわけです。
昔は残業も多かったわけですし、いやぁ昭和のお父さんたちは本当に偉かった、と管理人は思うのです。
妻のひとこと
そんな話を妻(管理人と同い年の1982年生まれ。今年37歳)に言ったところ、
「うーん、それはちょっと違うんじゃないの?」
と言われたのです。
ちなみに管理人の義夫である妻の父という人は仕事も朝早くから夜遅くまで働き、休みの日には必ずといっていいほど車で家族をどこかに連れて行ったり、家の補修をしたりと、管理人の父と比べてもさらに
「週一休みでよく働く人」
でした。
今は子供もすっかり成人しセミリタイアしていますが、妻が小さい頃は休みのたびにどこかに連れて行ってくれたそうで、家族と出かけない日曜日というのは考えられなかったそうです。
それであれば尚さら昭和のお父さんたちは本当に偉かったと思いそうなものですが、そうとは限らないと妻は言うのです。
働き方が変わっている
「それは昔は労働時間も長かったし休みも少なかったよ。」
妻は言います。
「でも、昔はパソコンもなくてさ、今だったら10分で終わるデータ入力を、手書きで何時間もかけてやってたわけでしょ?」
「仕事の密度みたいなものは、今の方が高いかもしれないよ。」
なるほど、と管理人は頷きました。
妻は続けます。
「昔はタバコを吸いながら働くとか当たり前だったじゃない? 労働時間は長かったけど、生産性とかあまり言われなかったから、労働時間は長くても適度に休みながら働けてたのかなって思うのよ」
頷きながら管理人は反省したわけです。
確かに妻の言うことは一理ある。
何よりも、物事には必ずと言っていいほど、様々な面があるのです。
必ずしも妻の言うことが正しいわけでもないかもしれません。
しかしながら、自分とは違う見方をすることの大切さを改めて思い知らされた出来事でした。
それでは今日はこの辺で。
明日は「新しい年度の始まり」を予定しています。