あなたの周りに、常に不満ばかり言っている人はいませんか?
例えそれが正論であっても、そういう人からは距離を置くようにしましょう。
不満ばかり言っている人
ある程度の組織になったら、と言いたいところですが、実際には数名程度の組織や部署であっても「不満ばかり言っている人」というのはどこにでもいるものです。
面白く愚痴やボヤキを言ってみんなが笑い、さて仕事仕事! と切り替えができるタイプもまれにいるのですが、大抵はそんなことはない。
単に不満をブツブツ言っていて周囲は暗く沈んでいくばかりです。
それが一人だけであればまだしも、同じようなタイプが二人以上いるとこれは災厄以外の何物でもありません。
管理人も覚えがありますが、会社に対しての不満、上司に対しての不満、同僚や部下に対しての不満、他部署に対しての不満を休憩時間やロッカールームでブツブツ言い合って同意しあっている人々には何度も出会ってきました。
ネガティブな感情は強い
ネガティブな感情というのはとても強いものです。
「みんなで一緒にこの目標を達成しよう!」という思いより、「みんなで不満を言い合おう!」という思いの方がずっと人がまとまりやすいのは事実です。
組織にはいわゆる2・6・2の法則というのがありますから、頑張りたい上位2割と、やる気がない下位2割は拮抗しているわけです。
そんな中でネガティブなことを言い合っている人々がいると、どうしてもネガティブな感情というのは強い力を持つものですから、残り6割もそれに引きずられてしまう。
大抵の組織がうまくいかない、あるいはそれなりにしかワークしていない理由の一つはここにあります。
ネガティブなことを言い合う複数名に引きずられ、集団がやる気をなくしていく、あるいは「頑張りすぎると恥ずかしい」というような空気が醸成されるわけです。
この辺りは日本人特有の恥じらいもあるのかも知れません。
不満を言いたい人は、不満を言いたいのである
管理人の経験から言えば、不満を言いたい人としっかり話をしても、その人の不満が解消されるということはありません。
本当に不満を解消したい人というのは同じような立場の人と不満を言い合うのではなく、自分が動くなり周囲に働きかけるなりするからです。
結局のところ、不満を言いたい人というのは不満が言いたいだけなのです。
もちろん管理人も未熟な人間ですし、もんくや不満が出ることはあります。
しかしながら本当に不満を言いたいだけの人というのは、仮に一つの不満が解消されると新しい不満の種を見つけるものなのです。
残念ではありますが、こういった人たちに本気でコミットし、不満を解消してあげることは難しいです。
ある程度の距離を保ちながら、ネガティブな感情に巻き込まれないようにしましょう。
それでは今日はこの辺で。
明日は「花見から変化を思う」を予定しています。