「疲れたから今日は少しでも早く寝よう…」
とついついシャワーだけで済ませていませんか?
ビジネスパーソンの仕事の疲れは風呂でゆっくり癒すべし!
風呂に入らないとクールダウンしにくい
まずは自分の話から。
「歳をとると風呂が好きになる」とはよく言われますが、「休みの日は温泉でワンコイン入浴」という土地柄の山形県で生まれ育ったためか、管理人は36歳にして無類の風呂好きです(それとももう歳なのか)。
普段でも40分ほど、疲れた時やストレスが溜まっているときは1時間半ほど風呂で過ごすこともあります。
若い頃は「疲れたら睡眠時間を多くとったほうがいいもんね」とばかりにざっとシャワーだけで済ませることがほとんどでしたが、やはり浴槽に浸かると疲れも取れますし眠りにも就きやすい。
ぬるめの風呂にゆっくり浸かりながら自分の時間を過ごし、脳のテンションを下げて就寝モードにしていきます。
肉体的にもそうですが、何より風呂に長く入ることで仕事のことを忘れることが大切です。
そうでないと布団に入ってからも「明日はあれをやらないと」「今日はこれでミスしてしまった」などという思いがチラつき、なかなか質の良い眠りが確保できません。
人間、ぬるめの風呂に入りながら「部長のやろう! 許さん!」などと怒り続けることはできません。
風呂に浸かることで感情がほぐされるのです。
風呂では「一人の時間」が持てる
管理人は入浴剤を入れてゆっくり風呂に浸かります。
(妻は入浴剤が好きですが、子供は嫌がります…確かに管理人も子供の頃はさら湯が好きだった)
子供を風呂に入れる時もありますが、毎日ではありません。
そのため風呂に入っている時間は基本的に一人です。
もちろん子供と風呂に入る時間も楽しく大好きなのですが、週に何回かは一人で風呂に入ること、これが大切な「一人の時間」になるのです。
どうしても人はなかなか一人にはなれません。
散歩をしていても不審者扱いされないご時世ですし、かと言ってちょっと一人になろうと思うたびに居酒屋に寄ってくるのも金銭的に厳しいものがあります。
かと言って地方に住んでいると仕事帰りにカフェによるというのも難しい。
大の大人が小一時間、ぼけっと一人になれる時間というのが風呂の時間なのです。
一人の時間に人は意外なことを考える
管理人はよほどダメになると風呂に防水のプレイヤーを持ち込み、水曜どうでしょうのDVDを見たりするのですが、基本的には風呂でぼけっとしています。
風呂のいいところは「何もできない」というところです。
もちろん防水のスマホを持ち込んだりすることもできますが、たまには文明の利器から離れてみましょう。
現代において、「情報から1時間遮断される」という機会はなかなかないはずです。
ここで人は意外なことを考えたりします。
「あの時あいつはああ言ってたけど、俺も悪かったんだよなぁ」と過去のことを思い出したり、新しい企画の糸口が掴めたり、「そう言えば手をつけたまま放っておいた本があった」と思い出したり。
断片的にアイディアや考えが浮かびます。
以前、沢木耕太郎の本で「テレビは何もしない時間を奪う。何もしない時間があるから人は何かをしようとするのだ」という趣旨の言葉を読みましたが、テレビを見たり本を読んだりネットを閲覧していたりすると、人は「何かをしている」という気持ちになります。
もちろん何かをしていることに変わりはありませんしそれはそれで大切な時間なのですが、「何もしない時間」があるからこそ人は何かを考えることができるのだと管理人は思います。
ビル・ゲイツは一年のうちに必ず「情報を遮断する『考える週』」を作るそうですが、我々中小企業で働くビジネスパーソンにとっても「考える時間」を作ることは大切なのです。
風呂に浸かると仕事のパフォーマンスが上がる
風呂に入ることは疲れを取るだけでなく、未来への思考を生みます。
日々の疲れが癒され、思考の時間もできる。
一石二鳥なわけです。
疲れが取れて思考が活性化されれば、仕事のパフォーマンスが上がるのは必然です。
毎日風呂に入るビジネスパーソンと、シャワーだけで済ませるビジネスパーソンではパフォーマンスも変わってくるでしょう。
義務感でシャワーだけを浴びて体の汚れを落とすだけではなく、風呂に入ることをリフレッシュの時間と考えて楽しみにすることで、日々の生活にメリハリができます。
シャワーだけで済ませているビジネスパーソンの方は、ぜひ浴槽に浸かることをお勧めします。
それでは今日はこの辺で。
明日は「トラブルを避けたければ怒りを抑えよう」を予定しています。