こんばんは。SMEです。
今日は管理人の体験から
「男性上司が女性をマネジメントする時にこれだけは気をつけるべき!」
というポイントをお伝えしたいと思います。
人の数だけマネジメントのやり方がある
管理人は中小企業でのべ1000名以上をマネジメント(コールセンターでの、同職との共同マネジメントを含む)してきました。
その中でつくづく思うのが
「マネジメントというのは、相手の数だけやり方がある」
ということです。
「こうすれば全ての人をうまくマネジメントできますよ」
などというコツはありません。
アルバイトの方が正規雇用よりマネジメントが楽だ、ということもありませんし、新卒は扱いやすい、ということでもありません。
真面目な人はマネジメントしやすい、ということでもない。
人間を相手にする以上、それぞれに難しさがあるわけです。
そのため汎用性のある話をすることが難しいのは重々承知していますが、
「男性が女性をマネジメントする際にこれだけは忘れてほしくないこと」
があります。
傾向で言えば、女性と男性は違う
性別だけで区別するのは良くありませんが、男性と女性で「傾向として」違うことはあります。
※なおここで言う「女性」とは生物学的な区分ではなく、自分を女性だと思っている(セクシャルマイノリティの)方は女性であるとして話しています。
「傾向として」の違いはたくさんありますが、マネジメントをする上でぜひ気をつけていただきたいことがあります。
それは、
「話を聞く」
ということです。
何だそんなことか! と思うかもしれませんが、これをするかどうかで離職率も生産性も全く変わってきます。
管理人はこれだけのことで、毎月2〜3名の離職者が出ていた企業の離職者を初月からゼロにしたことがあります。
女性に何を聞けばいいのか?
では何を聞けばいいのか? という問題ですが、
「何か困ってない?」
これです。
「解決できるか分からないけど、何か困ってたら教えてね」
とにかくこれを伝えてください。
毎日でも構いません。
顔を合わせるたびに言っていたのではうるさがられるかもしれませんが、一日一回は訊きたいところです。
最初は「ありません」と言っていても、いつかきっと「実は…」と話してくれるはずです。
そして、相手が一度話してくれたからといって、そこで終わりにしないでください。
次の日も、
「昨日の話だけどさ…」
と続きを促すか、もし前日に会話が完了しているようであれば
「ほかに何か困ってない?」
と毎日でも訊くことが大切です。
必ずしも「解決」しなくてもいい
こう書くと、
「だって、解決できないことを言われたらどうするんだよ」
と思うかもしれません。
無責任なことを言うようですが、必ずしも解決しなくてもいいのです。
大切なのは、部下に対して
「俺はあなたが困っていないか気にしているよ」
ということを伝えることです。
もちろん形式的に話を聞くだけではいけません。
大切なのは
- 共感すること(否定しないこと)
- 説明できることはしてあげること
この二点です。
あくまで「傾向」ですが、男性は解決を求める場合が多いのに対し、女性は話を聞いてもらうだけで一定のストレスが発散されるのではないかなと思います。
ですので、解決はできなくてもいいのです。
ただ、話を聞いて
「いや、それは無理だよ」
などと否定せず共感しましょう。
「俺もそう思うんだけど、実はね」など、「希望が叶えられないこと」の「理由」を伝えるのはOKです。
とはいえ、いつも話を聞くばかりで些細なことも解決してくれないと逆効果なのは当然です。
解決できることは解決しましょう。
もちろんそのあとは本人にフィードバックすることを忘れないでください。
では今日はこの辺で。
明日のテーマは「時間外労働を少しでも減らす簡単な方法」を予定しています。