ビジネスにおいて物事をポジティブに捉えることの大切さ

こんばんは。SMEです。

みなさん、「リスクマネジメント」という言葉に騙されて、単なるネガティブ思考に陥っていませんか?

 

 

 「水曜どうでしょう」の話

ビジネスっぽくない話から始めます。

皆さんは水曜どうでしょうという番組を見たことがありますでしょうか。

このブログをご覧いただいている年代の方には「懐かしい!」という方もいらっしゃるかと思います。

一応お伝えしておきますと、今や全国区どころか大スターになった大泉洋さんが出ていた北海道のローカル番組です。

ファンとしてはこの番組の凄さを熱く語りたいところではあるのですが、趣旨と変わってまいりますので泣く泣く諦め、必要なところだけお話しすることにします。

 

この番組はジャンルでいうと「旅行バラエティー」です。

大泉洋さんともう一人、大泉さんが所属する事務所社長兼ローカルタレントだった(これまた今や全国区の)鈴井貴之さんと、北海道テレビのディレクターである藤村D嬉野D(基本的には)4人でどこかに行く、という内容でした。

とはいうものの、「どこか」と言ってもとんでもない場所でとんでもないことをさせられる上に、大泉さんは往々にして行き先を全く知らされないまま旅に連れていかれるのです。

そのため番組としては「旅行先の素晴らしい景色を紹介する」「土地の見所や美味しいものを案内する」といったコンセプトではなく、場当たり的な計画によって至極まっとうに発生するトラブルによって生まれる人間模様を映し出していた(いる)わけです。

行き先としては、サイコロで行き先を決めるサイコロの旅、アメリカやらヨーロッパやらをレンタカーで走り抜ける旅、ホンダスーパーカブで千キロ以上走り続ける旅など、とんでもない企画ばかりなのです。

大泉さんは毎回のように騙されたり何も聞かされていなかったりしながら旅先に連れていかれるわけですが、ここで管理人は「人間の体の不思議」をまざまざと見せつけられたのです。

 

 

人間は不快だと体調を崩し、愉快だと体調がよくなる

大泉さんはまず、移動が始まって行き先を知らされると風邪をひきます

これはもう笑ってしまうほどの確率で、管理人が知っている限りではほぼ100パーセントに近い確率で体調を崩します。

しかし恐ろしいことに、笑いながら旅を続けているうちに風邪が治ってしまうのです。

(たまに悪化する場合もある)

普通に考えれば、風邪をひいているのにホンダスーパーカブに乗って一日12時間も走らされたり、見知らぬ外国の街を運転させられれば風邪なんか悪化しそうなものです。

概ね四日から長くて一週間ぐらいなので、風邪を悪化させるには最適の日数でしょう。

しかし、「大泉さんが半死半生で旅を終えた」「最後まで風邪を引いていた」ということはありません。

この四人は少なくとも傍目には気持ち悪いぐらい仲がいいのですが、それもあってぼやきっぱなし、笑いっぱなしで旅は続きます。

この理由を考察すると、

  • 旅先や企画を知らされ、絶望と嫌さのあまりメンタルがやられ風邪を引く

    ↓

  • 旅を続けているうちに楽しくなり、笑いまくって免疫力が上がり風邪が治る

というものではなかろうか? と管理人は考えるわけです。

癌細胞は笑うと弱るという話を聞きますが、それと似たような話です。

 

 

最悪な事態を想定すると最悪な事態は起こる

昔、管理人は物事をポジティブに捉えることが苦手でした。

いつも最悪な事態を想定し、

「最悪な事態を想定しておけば、それ以上悪いことは起こらない」

とうそぶいていました。

それがリスクマネジメントだと思い込んでいたのです。

しかし、最悪な事態を考慮しておくと往々にしてその事態が起こります

全く同じ状況にはならなくても似た事態が起こったり、あるいは想定したのと違うエラーが起こったりしました。

これは別に「気」がどうとかいうオカルト的な話ではありません。

人は計画を立てると、たとえそれが悪い計画であれ、その通りに物事が進むように行動するのです。

つまりは

「せっかく最悪な事態を想定して計画を立てたのだから、最悪な事態になってくれないともったいない」

という心の動きが行動を制約してしまうのです。

もちろん自分では手を抜いたつもりも人を怒らせるつもりもなくても、どこかで逃げ腰になったり、100パーセントの力で臨めなくなったりしてしまうわけです。

 

 

ポジティブに考えればポジティブな事態が訪れる

数年前にそのことに気付いた管理人はネガティブな事態を想定しておくことをやめました。

そうしたところ仕事をするのが楽しくなりました。

それはそうです。

常に「最悪の事態が起こるんじゃないか」と考えながら仕事をするよりも、「最高の結果を出せるに違いない」と考えながらする方が楽しいのは当たり前です。

結果的にのびのび仕事ができるようになり、評価も上がりました。

もちろん失敗することもありますが、「では自分は何をそんなに恐れているのだろう?」と考えた時に、

「自分や家族、大切な友人が死んだり大病になったりすること以外は別に大したことではない」

と気付いたところ、たかだか会社を辞めることや数か月仕事がないこと、社内での評価が下がることや収入が多少落ちることだって別に大したことがない、と思えたのです。

もちろんそれは「明日のことなんか考えず好きなように生きればいい」ということではありません。

最大限の努力をすれば失敗するはずがないし、しても構わない、と管理人は考えるのです。

管理人はそれからも転職をしたりミスをしたりちょっとの間自営をしてみたりしましたが、幸いなことに家のローン以外は借金もなければ、生活に困ったこともありません。

「何とかなる」と思っていれば何とかなるし、ダメだと思えばダメになる

メンバーだって、

「大丈夫だよ!」

と言ってくれるリーダーと

「ダメかもしれない」

と言っているリーダーのどちらについていきたいかは明らかです。

 まずは、ネガティブな口癖があればそれをやめるところから始めてはいかがでしょうか。

 

 

それでは今日はこの辺で。

明日はビジネスパーソンは香水をつけるべきか?」を予定しています。