管理職がトイレ掃除をすることの3つの意味

こんばんは。SMEです

こういうことを書くのは何だか偉そうだなとは思うのですが、

「管理職が率先してトイレを掃除すること」

はめちゃくちゃ大切だと思いますので、今日はその話をしたいと思うわけです。

 

 

トイレ掃除のメリット その1 

管理人は今から10年ちょっと前にコールセンターに転職して以来、時間を作ってはトイレ掃除をしてきました。

まぁ、トイレだけではなく喫煙所やら廊下やらも掃除をしてきたんですが、特にトイレはほぼ毎日のように掃除をしていました。

出社したらトイレを掃除し、自分がトイレに行ったら掃除をする。

よほど急いでいる場合を除き、用をたすのと掃除はセットです。

当時勤めていたコールセンターは清掃会社が毎日掃除をしてくれていたのですが、人数も多く、掃除が追いついていない印象でした。

しかし管理人が勤務しているのは一階で、クライアントや他社の従業員もしばしば利用するところだったのです。

ここが第一のポイントです。

トイレに限りませんが、掃除が行き届いていない会社はイメージが悪くなります

取引先だろうが応募先だろうが、ステークホルダーが初めて会社を訪れた時に

「汚い会社だな」

と思われては、まとまるものもまとまらなくなります

 

 

トイレ掃除のメリット その2

管理職が掃除をする2つ目の理由は、社内の生産性を上げることです。

「汚い場所のほうが生産性が上がる」ということはまずありません。

管理職の仕事は、「チームの生産性を上げるためにできることをやる」ということのはずです。

それが清掃であるのならば、やらないという選択肢はありません。

もしもあなたの会社の従業員が「ウチの会社汚いよね」という会話を交わしていれば、モチベーションも生産性も明らかに下がっていることでしょう。

それを改善するには誰かが労働環境を改善しなければいけません。

実際に管理人も自分が掃除をすることで、部下が就業中に

「トイレ今日も汚いな」

「またかよ」

という会話をしなくなったという経験があります。

仕事中に「会社が汚い」ということが会話になるほど無駄なことはありません

 

 

トイレ掃除のメリット その3

しかし

「それなら何も管理職がやらなくてもいいんじゃないの?」

という声があるかもしれません。

  • 時給単価が高い管理職がやるよりも、非正規雇用従業員や一般社員が掃除をすればいい。
  • だから清掃会社に依頼しているんだろう?

…と思う気持ちは分かります。

本来であれば、汚いと思った一般社員が率先して掃除をすればいいのかもしれません。

 

山本五十六の有名な言葉があります。

やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ

話し合い 耳を傾け 承認し 任せてやらねば 人は育たず

やっている 姿を感謝で 見守って 信頼せねば 人は実らず

 

「部下が掃除をすればいい」

「管理職が率先して掃除をするなんて、管理能力が足りない」

と思ってしまうことは、山本元帥の格言とは真逆の思考だと言えます。

 

管理職が率先して清掃を行うことの、3つ目にして最大の意味はここにあります

汚れ仕事を率先して自分からやらなければ、人を動かすことはできないと管理人は思います。

もちろん自分が上司であることを利用して、「掃除しておけ」と指示を出すことはできるでしょう。

ですが、命令で行われた清掃に何の意味があるのでしょうか。

部下がその指示に従うのは、

「上司が言っていることが正しいと思ったから」

でしょうか。

それとも

「上司の指示だから」

でしょうか。

また、人は大切にしているものは綺麗にしようと思うはずです。

上級職が率先して会社を掃除することは、「会社を大切に思っている」ことの証です。

上司が会社を大切に思っていないのに、部下が貢献してくれるはずがあるでしょうか。

 

管理人はずっと清掃を続けてきましたが、人はそれを見ています。

自分から汚れ仕事をする上司に部下はついてきますし、そうでない上司に人はついてきません

これは自分自身の実体験から得た教訓です。

一箇月でも構いません。

ぜひ一度、会社のトイレ掃除をしてみてはいかがでしょうか。

 

 

では今日はこの辺で。

明日のテーマは「求人広告、その媒体で本当にいいんですか?」を予定しています。