ビジネスは戦いである、がゆえに数字だけでは判断できない

こんばんは、管理人です。

管理人も「ビジネスは戦いである」ということを否定はしません。

しかしながら、というか、だからこそ、というか、「数だけで判断できるわけではない」ということを理解すべきなのです。

f:id:howtoworkatSME:20190415181837j:plain

 

 

数字は全てではない

確かにビジネスは戦いです。

ブルーオーシャンモデルだって「戦いを避ける」というコンセプトであり、「ビジネス自体が戦いではない」ということを意味しません。

 

しかし、戦いとは必ずしも強い方が勝つわけではありません。

兵力で有利な方が勝つとも限らず、データが覆される場合も往々にしてあります。

桶狭間の戦いのように「データ上は圧倒的に不利な側が勝利を収めた」ということもあるわけです。

 

だからこそ、ビジネスは数字だけで判断してはいけないのです。

 

 

数字が全てなら誰にでも経営ができる

以前にも書きましたが、数字が全てであり数字を見るだけで判断できるのであればトップマネジメントはいらないのです。

ちょっと数字が読めて小器用であれば経営ができる、ということになってしまう。

しかし実際の経営(に限らずビジネス全般)は必ずしもいつもいつも数字が正しい結果を与えてくれるわけではありません。

未来の予測がそんなに容易であれば経済学者などいりませんし、株や証券取引で損をする人は一人もいなくなってしまう。

 

「データ上はこちらが有利だが、『何だか嫌な予感』がする」というアンテナが常人よりも優れているからこそ、トップマネジメントはトップマネジメントであり得るのです。

 

 

できるビジネスパーソンは数字を要素の一つとして捉える

数字とロジックだけで人を動かすことはできませんし、また正しい数字と正しいロジックを積み上げた結果が失敗に終わることも稀ではありません

だからといってもちろん「数字は無視して構わない」ということではないのですが、数字は一部でしかないのも事実です。

 

本当にできるビジネスパーソン数字を全てだと思わず、総合的に物事を捉えているわけです。

数字は大切な要素ですが、要素の一つにすぎず全てではありません。

それを忘れて数字の裏付けだけを根拠に物事を進めていると、失敗した時に言い訳のしようがない。

「総合的に判断したが失敗しました」

というのと、

「数字を見て判断したが失敗しました」

というのでは、どう考えても後者の方が経験不足に見えてしまいます。

 

データを過信しすぎず、「総合的に物事を見る力」を養いたいものです。

 

 

それでは今日はこの辺で。

また近日中にお目にかかりましょう。