スカウト面接をするのに気をつけるべき点とは?

こんばんは。SMEです。

スカウトをいただきました。

その体験から、「スカウト求人をすべきか?」を考えていきたいと思います。

 

 

スカウトをもらった

数日前のことになりますが、某サイト経由でスカウトをいただきました。

そのサイト経由で企業から直接スカウトをいただいたこと自体は初めてではなかったのですが、いつも

「通勤するにはちょっと遠いが単身赴任するには収入が足りない」

という状態のスカウトが続いていました。

管理人は今年の頭に分不相応ながら中古住宅を購入してしまい、息子も小学校に通い始めたことを考えると「赴任先に家族で引っ越す」という選択肢は始めからありません。

そのため収入を大きく上げて単身赴任をするか、岡山市周辺、しかも管理人は情けないことにペーパードライバーということもあり、公共の交通機関で通勤できるところが絶対条件なのです。

 以前も岡山市周辺の企業からスカウトをいただいたことがあったのですが、公共の交通機関で通うのは難しい(バスと電車で片道2時間かかる上に最寄駅から3キロ歩かないといけない)ということで断念したことがありました。

また県外からのスカウトをいただくこともありますが、年収がさほど上がらず、単身で行くには難しい案件ばかりでした。

今回は何と岡山市内、しかも行政区も同じという企業からスカウトをいただいたのです。

 

 

スカウトを受けて面接に行ってみた

いただいたメールでは

「スカウトなので面談でも構わないし、面接ということで選考に来ていただいても構わないがどちらがよいか?」

という内容が丁寧に書かれていました。

この辺り、スカウトと言いながらこちらに選択肢を与えてくれず、実際に行ってみると

「はい、じゃあ自己紹介をお願いします」

「あなたの強みと弱みは?」

と当然のように面接をされる企業とは雲泥の差です。

管理人はもともとスカウトをいただいた企業を知っており、入社の意思もあったため最初から面接を希望したのですが、実際の面接も「スカウト」の言葉に恥じない素晴らしいものでした。

この辺り、スカウト面接の導入や実施に悩んでいる人事担当者も多いと思いますのでぜい一部をご紹介したく思います。

 

 

スカウト面接で企業が心がけることとは?

スカウトとは言っても、企業側に選択肢があることはもちろんです。

「スカウトを受けたのだから採用決定だろう」

と勘違いする応募者もいますが、スカウトはあくまで

「条件面や求めるスキルが合致していそうだ」

ということであり、その上で面接や面談をしてスキルや知識が求めるレベルにあるか、人格や性格はどうかなど、データでは分からないところも見るわけです。

そのためスカウトであろうが一般的な求人応募であろうが、「マッチング」の場が必要であることは言うまでもありません。

ただしスカウトは企業側が主体的に動いているものであるため、スカウト対象者はすでに採用基準にある、つまりは採用したい人材であることが多いわけです。

つまり、「入社してもらいやすい環境」を面接の場で作ることがより重要になります

 

 

実際の面接を受けて

管理人がこの企業で面接を受けて感銘を受けたのは大きく分けて以下の三つです。

  1. 一方的に質問して「自己紹介」や「強みと弱み」を話させるのではなく、コミュニケーションを取りながら応募者を掘り下げて行く
  2. 言いにくいことや聞きにくいことも、「マッチングの不具合をなくすため」にすり合わせを行う
  3. その場で二次面接(役員面接)まで行う

1や2については管理人自身も面接で行っていることですが、

「その場で二次面接まで行う」

というのは初めてのケースでした。

具体的にはまずは一般職・係長クラス・課長クラスのメンバーと面接し、それが終わると一般職クラスの従業員が抜けて執行役員部長との顔合わせが合ったのです。

恐らく役員には

「一次面接で一定のレベルにあれば二次面接をお願いします」

と伝えてあったのだと思います。

これは企業側がスケジューリングの労を負担することで応募者側が二度三度と面接に出向く手間を省く、非常に良い方法だと感じました。

 

 

スカウトをするなら「応募者の負担」を考えるべき

上記の例でも分かる通り、スカウトをするのであれば応募者の負担が減るようにすべきでしょう。

実際に、この企業では面接の際に職務経歴書も不要だと言われていましたし(管理人がサイトに職歴詳細を載せているため)、自分たちがスカウトをした応募者に最大限の配慮をしているなと強く感じました。

スカウトを実施するにあたっては

「せっかくスカウトをしたものの、採用しないことになるかもしれない。それなのに相手の都合に合わせすぎてもよいものか?」

という不安はあるでしょう。

しかしそれはそれで構わないのです。

(まだ結果が出ていませんが管理人だって面接でNGになっているかもしれませんし)

面談・面接の場はあくまでマッチングの場です。

「実際にお会いしてみたらマッチングしませんでした」

ということであれば、お詫びしてお断りすれば良いだけのことです。

この辺は応募者が内定辞退するのと同じです。

よほどのブラック企業を除き、「お前が応募してきたんだから必ず入社しろ」とは言わないでしょう。

後のことを考えるより、「理想通りの人であれば入社してもらいやすい面接にしよう」と考えることの方が重要です。

「スカウトを受けたが、一次面接の結果は二週間後でその後に二次面接があると言われた」

ということでは入社に結びつきにくくなります。

スカウト面接をするのであれば、「面接における相手の負担を減らすこと」が肝要です。

 

 

それでは今日はこの辺で。

明日は「リーダーは汗をかけ」を予定しています。