歴史上の偉大な人物でさえ、人を動かすには自分が先に動いたのです。
いわんや我々をや。
人に動いてもらいたければ、自分から率先して動きましょう。
山本五十六のことば
改めて説明するまでもないことではありますが、山本五十六の有名な言葉に以下のようなものがあります。
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、 信頼せねば、人は実らず。
一文目だけが有名な感はありますが、全文を読んでもやはり深く首肯せざるを得ないものがあります。
マネジメントをする上でも、あるいは子育てをする上でも、山本五十六の「やってみせ」の言葉は「人を育てる」ということの真髄に迫ります。
またほかにも「男の修行」という言葉があります。
苦しいこともあるだろう。
云い度いこともあるだろう。
不満なこともあるだろう。
腹の立つこともあるだろう。
泣き度いこともあるだろう。
これらをじつとこらえてゆくのが男の修行である。
大切なのは、これが言葉だけなのではなく本人の行動が伴っていたということです。
部下からどれだけ信頼され尊敬されていたか。
調べれば調べるほど山本五十六という人は立派な人だったのだなと感じます。
だからこそ言葉に重みがあるわけです。
山本五十六でさえ行動した
翻って自分はと考えると、まだまだ未熟だと言わざるを得ません。
マネジメントをする上ではもちろん「人に動いてもらうこと」が必要なわけですが、頭で考えただけのことを自分でやりもせず、上司という立場で指示をすることがあるのではないかと自問してしまいます。
子供を育てる上でもそうです。
山本五十六という立派な人ですら、人を動かすにはまず自分が先にやってみせたわけです。
管理人は山本五十六に比べて、いや比べるまでもないほどまだまだ未熟で至らないところがあるわけで、そうである以上はまず自分が率先して動き、それを見てもらって動いてもらうしかありません。
頭で考えたロジックで人を動かすことはできなくはありません。
ましてや力関係があればそれを断るのは難しいでしょう。
しかしそれは心を動かされてその人のために動いているのではなく、文字通り単に動いているだけに過ぎません。
人に心から動いてもらうにはまず自分が動くこと、
山本五十六の言葉はそれを再認識させてくれます。
それでは今日はこの辺で。
明日は「良質な睡眠のために」を予定しています。