デスクを離れて考えよう

机に座ってうんうん唸っていてもいいアイディアは出ません。

思い切って場所を変えてみましょう。

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蛇足 「煮詰まる」の誤用

どうでもいい話から始めてしまうのですが、「煮詰まる」とはどういう意味かご存知でしょうか?

 

  1. 行き詰まる
  2. 検討・議論がし尽くされる

ここでわざわざクイズにするわけですから答えは当然「2 検討・議論がし尽くされる」が正解なのですが、近年は「行き詰まる」という意味で誤用されることが多いようです。

 

我々もデスクで「行き詰まる」のではなく、本来の意味で「煮詰まる」状態に持っていくため、生産性の高いミーティング、アイディア出しが必要なことは言うまでもありません。

 

 

出そうと思ってもアイディアは出ない

とはいえ、「アイディアを出そう」と思ってもアイディアなど出るものではありません

「発明をしよう」と思って発明ができるならみんな発明家になれるはずですし、「小説を書こう」と思って机に座れば誰もが小説が書けるなら作家は廃業です。

 

一人でデスクに座っている場合もそうですが、これはミーティングでも同様。

みんなが予め資料を読み込んでアイディアを用意してきてくれればいいのですが、そういう人ばかりではなかったり、あるいは急に打ち合わせをする必要が生じることもあったりします。

結果として、意識して「意見・アイディアを出すための時間」を取っても、何の結論も出ないまま時間だけが経過…ということになるわけです。

 

 

 

非効率的な会議はまだまだ多い

バカバカしいと思われるかもしれません。

しかしこういった非効率的な会議がまだまだあるのも事実。

働き方改革が叫ばれ、ワークライフバランスを取ろう! という意識が高まり、この四月からは有給取得も義務化される。

 

そういった社会背景の中で、

「出るかどうか分からない結論を出すために雁首そろえて一時間の会議をしましょう」

というのはあまりにも非生産的すぎます。

突発的な不慮の事故に対応するためならいざ知らず、アウトプットしようと意識すればするほどアイディアなど出なくなるものです。

 

 

デスクを離れて考えよう

本来はインプットとアウトプットを日頃からするのが一番ではあります。

しかし急な事態でミーティングあるいは企画書など、アイディアを出す必要がある場合もあるでしょう。

そういった時にいくらデスクでうんうん唸ってみても、溜め息ぐらいしか出ないものです。

 

ここは一つデスクを離れ、外に出て考えましょう

ミーティングも同様。

会議やミーティングの目的は「会議室にいる」ことではなく、結論やアイディアを出すことであるはずです(情報の共有だけという場合もありますが)

それならば会議室で黙っているよりも、意見が出るならば公園のベンチでコーヒーでも飲みながら話した方がよほど結果にフォーカスできるわけです。

 

管理人はとっくの昔にタバコをやめてしまいましたが、喫煙していた当時は喫煙室で雑談をすることがよくありました。

また、タバコをやめてからも、喫煙する従業員とコミュニケーションを取るために喫煙所での会話に混ざることもあります。

喫煙所では互いの敷居が低くなることもあり、デスクに座っている時には出てこないような話が出たりすることもあるわけです。

同じように、ちょっとアイディアが頭打ちになったときや沈黙が続く時など、場所を変えて公園のベンチでお茶でもしながら

「いやぁ、会議室だとなかなか話しにくいよね」

などと雑談混じりに話すことで良い意見が出やすくなったりもするものです。

 

形にとらわれず、「良いアイディア・意見を出す」という本質を考えたいものです。

 

 

それでは今日はこの辺で。

明日は「子供に勉強を強制するな」を予定しています。