こんばんは。SMEです。
ところでみなさん、エニアグラムってご存知でしょうか?
会社でのちょっとしたコミュニケーションにもなり、相互理解にも役立ちますよ。
エニアグラムとは?
日本において、エニアグラムの認知は高いとは言えません。
管理人が今までの職場で質問した限りにおいては、聞いたことがあるという人はいませんでした。
エニアグラムとは
「人間には9つの性格タイプがあり、性別・国籍・年齢など問わず、必ずどれかに当てはまる」
というもので、これを聞くとおじさんたちは一様に
「何だ、占いか。そんなもの会社でやる必要ない!」
という顔をする、あるいははっきりバカにします。
しかし海外ではCIAを始めとした公的機関から、google、amazon、ディズニーやHPなどの大企業で導入されています。
また国内でも一部省庁やソニーでも使われていると聞きます。
日本エニアグラム学会のHPでも企業・商工会議所・医療団体などでの研修実績が掲載されています。
決して、「単なる占い」といったものではありません。
(何だか回し者みたいですが)
社内研修でエニアグラムをやってみよう
管理人は書籍を購入しましたが、ネット上でもテストをすることは可能です。
二つのリンクを貼りましたが、(ちゃんと答えれば)結果はどちらでも変わらないはずです。
(ちなみに管理人はどれをやっても満点でタイプ4です)
数社でメンバーにエニアグラムを勧めてみましたが、これをすることで
- 自己理解
- 相互理解
それぞれに役立ちます。
エニアグラムが社内で役立つのは、「私ってこんな人間なんですよ」と分かるだけでなく、タイプごとに「弱みに対してどうすればいいのか」「どんなタイプから学べるのか」などが確立されていることです。
実際に、どうも上手くいかずに困っていた人間関係の解消に役立ったことも少なからずありました。
何と言っても
「他人がどういう考え方を持つのか」
が傾向としてでもつかめることは(もちろんそれが全てだと思い込むことは危険がありますが)、多様性を理解する上で非常に役立ちます。
多様性を理解する
改めて言うまでもありませんが、集団において多様性を理解することはとても大切です。
例えば真面目な人ほど
「自分はこんなに一生懸命にやっているのに、なぜAさんやBさんは真面目にやらないのか」
と思ってしまいがちですが、いつも冗談ばかり言っているAさんは「みんなをリラックスさせたい」と思っているかもしれませんし、周囲が見えなくなってしまいがちなBさんは「自分の仕事に集中してしまいがち」なだけなのかもしれません。
社内でエニアグラム研修をする一番の意義は自分のことを知ることではなく、共に働く人のことを知ることであると管理人は考えます。
少なくとも、
「自分の考え方だけが全てではない」
ということを理解してもらうことは、集団にとっても、ワンマンタイプの管理職や経営者にも良い影響を与えます。
そのためには単に「自分のタイプはこうです」で終わってしまわないよう、人事部などが誘導してエニアグラム研修をすることが大変有効だと感じます。
エニアグラム研修から多様化を学ぶ
エニアグラム研修をすることで人は互いの性格上の多様性を理解することができます。
タイプによって性格も違えば考え方も違うこと、そしてそれはどちらがいいとか悪いとかではなく、単なる「違い」であることを理解できるわけです。
性格や考え方の多様化を認め合えるということは心理的なすれ違いを無くすことに役立つとともに、時短正社員の導入や障害者雇用など、働き方の多様化を受け入れる土壌にもなります。
「人はそれぞれ違って同じではない」
「状況や背景は人によって異なる」
ことをお互いが理解することで 我々はより働きやすくなり、生産性を上げることができます。
では今日はこの辺で。
明日のテーマは「仕事のコミュニケーションはいつ取るべきか?」を予定しています。