こんばんは。SMEです。
おじさんはおじさんらしく語りましょう。
理解と迎合は違う
- 「トレンドや若い人の言葉を理解すること」
と
- 「迎合すること」
は異なります。
理解したから擦り寄っていかなければ行けないわけでも、理解するために擦り寄っていかなければいけないわけでもありません。
更に言えば
- 「積極的に受け入れること」
と
- 「迎合するために利用すること」
も異なります。
好きでなければ言動は不自然になる
例えばですが、管理人は20代前半の若者にあいみょんの話をしますが、少なくともあるていど自然にやり取りができている、と思っています。
苦笑されることもなければ話が続かないことも、相手の反応がないこともありません。
これはなぜかと言うと、管理人があいみょんを好きだからだと考えるわけです。
管理人は
「一つ若者とコミュニケーションを取るためにあいみょんという人の話でもしてみるか」
と思ったわけではありません。
聴いてみたところ好きになり、だからこそ無理をしなくても語るべきこと、聞きたいことがあるわけです。
好きなことを語る時、人は自然に話すことができます。
そうでないのに無理に話をふくらませようとすると、どうしてもやり取りは不自然になる。
そうなると話は弾みませんし、お互いに苦痛を感じることになるわけです。
流行り言葉を無理に使わない
おじさんが若者にすり寄る際によく見かけられるのが
「流行っている言葉を無理に使う」
ということです。
自分でも面白いなと思って使っていればいいのですが、よく分からないまま用法やシチュエーションを間違って使っていて「イタい」ことになっている例をよく見ます。
また、よく目にするのは「流行っている言葉を知ったからとりあえず使ってみたい」というケースです。
おじさんが若い人の会話に突然入っていって、「それってつらみだね〜」といきなり言った所で、言われた方はポカンとするしかありません。
大切なのは「その言葉を使うことに必然性があるかどうか」です。
「この言葉を使いたいから」ではなく、話の流れ上「その言葉を使う必要がある」から若者たちはその言葉を使っているのです(そうでない人もいるでしょうが、全体的には)。
それができないおじさんというのは、つまりは
「昨日取引先に新しい専門用語を聴いたから、知ってる振りをして社内で使ってみたい」
というのと変わりがありません。
おじさんは若者の言葉を使うな
おじさんには、おじさんにしか語れないことがあるはずです。
そして、「おじさんにしか語れないこと」を語るにはおじさんの語法・言葉の使い方があるはずです。
厳しいことを言いますが、それ がないんだもんね、ということであれば幾ら若者の言葉を使ったところで若者の胸に響くものはありません。
企画書やレポートは体裁よりも中身が大切です。
体裁を整えるのは、薄い内容をカバーするためではなく
「より分かりやすく伝えるため」
であるはずです。
語り言葉もそれと同じ。
必ずしも「若者の言葉を使うな」とは言いませんが、「何のために使うのか?」を考えてみましょう。
それでは今日はこの辺で。
明日は「ブロガー仲間のご紹介 その3」を予定しています。