謙遜と正当な自己評価のバランス

こんばんは。SMEです。

その自己評価は客観的に見て正当ですか?

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自己評価が低いのと謙遜は違う

日本の、しかも中小企業におけるビジネスシーンにおいて謙遜は確かに必要です。

「俺はあれもこれもできるぞ!」

「今月も私が売り上げトップだよ!』

と言っていては周りから相手にされなくなるのは必然でしょう。

 

しかし、必要以上に謙遜しすぎると逆に嫌味だと思われたり、あるいは距離を置かれてしまったりすることもあります。

 

そのため謙遜もほどほどにすべきですが、そもそも

  • 自己評価が低い

ことと

  • 謙遜

も全く違うのです。

 

 

正当に自己評価ができているか?

謙遜はあくまで「自分に何ができているか・何ができていないのか」を理解した上で、それを控えめに話すことだと言えます。

「自分はこれができているが、まだまだである」

と認識しており、「まだまだですよ」「もっとできる人はいますよ」と口にするのが「謙遜」だと言えるでしょう。

 

それに対して「正当に自己評価ができていない」という事象があります。

これは「そもそも他人と比べた時に、自分に何ができていて何ができていないのかが分かっていない」という状態です。

謙遜ならばいいのですが。ビジネスシーンにおいては、「正当に自己評価ができていない」というのは大きな問題です。

何が問題かというと、「正当に自己評価ができていない」という人は

  • 物事を客観的に見ることができない

か、または

  • ビジネスシーンにおける評価基準が分かっていない

か、あるいは

  • その両方である

可能性があるわけです。

これはビジネスパーソンとしては致命的です。

 

 

不当に低い自己評価は成長を妨げる

管理人もマネージメントをする中で、不当に自己評価が低い部下と出会ったことが何度かあります。

こういった人には何度

「君はこれができている」

「周りの人より生産性が高い」

とデータを元に伝えても、評価を適正に受け取ってもらえるまでかなりの時間がかかります

 

さらには上司として、できていないところが指摘しにくい

自己評価が以上に低く、常に「私は何もできていない」という意識があるため、こちらとしても「本当にできていないこと」を伝えるのに躊躇してしまうのです。

突き詰めて考えれば、「自己評価が低いままでは、自分が本当にできていないことも指摘してもらえない」のです。

 

ビジネスパーソンとして大切なのは、自分のビジネススキルや知識・経験を客観的に認識し、正当に自己評価をした上で謙虚な態度を忘れないことだと言えます。

 

 

それでは今日はこの辺で。

明日は「部下を褒めていますか?」を予定しています。