こんばんは。SMEです。
一流、三流はよく聞きますしイメージも湧きやすいかもしれません。
しかしビジネスの現場で厄介なのは「二流の人」なのです。
「二流の人」の思い込み
管理人はあまり「一流」「三流」など格付けをするのが好きではありません。
分かりやすい言葉で決めつけてしまえばしまうほど、イメージだけが先行してしまう恐ろしさがあるからです。
しかしながら、ビジネスの現場にいると「仕事はできるのに残念な人」がいるのも事実です。
管理人が見てきた限りでは、三流の人が努力して一流になることよりも、二流の人が一流になることの方が難しいように感じます。
それは、三流の人は「自分は仕事ができない」と認識していることがあるのに対し(もちろんない人もいます)、二流の人は「自分は一流である」と思い込んでいることが多いためです。
「二流の人」とは何か
管理人がイメージする「二流の人」とは次のような人です。
- 頭が良い
- 泥臭い努力を嫌う
- ミスへの指摘が正確で厳しい
- プレイヤーとしては非常に優秀である
- 集団で仕事をすることに向かない
- 仕事ができない人に対する陰口が多い
- 自慢が多い
- マネジメントができない
- 数字やロジックを理解し使用するが、往往にして数字やロジックでは判断できないことを受け入れられない
若手リーダー格、あるいは係長〜課長クラスまでの中間管理職にいることが多いように感じます。
なぜ二流の人は厄介なのか?
二流の人は、個人としては大変仕事ができます。
頭もいい。
しかし仕事ができて頭がいい分、自分がしたくないことは手を抜く技術にも長けています。
また他人のミスを正確に指摘するのですが不寛容であるため、上下・横・斜め各方面から敬して遠ざけられる傾向にあります。
そのため二流の人は「個人としては優秀なのに集団をダメにしてしまう」ことが多いのです。
そしてもう一点困ってしまうのが、二流の人が社内トップクラスの実力者になってしまうということです。
人数の少ない中小企業では特にその傾向は顕著です。
比較的アットホームな中小企業に「二流の人」が中途入社してきた場合。
二流の人は個人としては大変仕事ができ、またミスや非効率な作業への指摘も正確で厳しいため、周囲からは「一流」として認識されます。
比較対象がないためそれも当然なのです。
特に二流の人が規模が大きい会社から転職してきたりするとその傾向は顕著です。
二流の人は「専門職」にしよう
「さすが大きな会社でバリバリやってきた人は違う」
そう感じた他の従業員は
- 厳しい指摘や意識の高さに根を上げてやる気をなくす
- 自分たちも同じように、他者に不寛容になり人を出し抜くようになる
のどちらかになりがちです。
しかし、二流の人だからといって退職させる、閑職につけるというわけにも行きません。
個人としては優秀なわけですから、ここは一つマネジメントを任せるのではなく、スペシャリストとして活躍してもらいましょう。
せっかくの人的リソースです。
その人に合った環境を提供し、能力をフルに活用してもらいたいものです。
それでは今日はこの辺で。
明日は「ミドルの休日ファッションはユニクロで充分だ」を予定しています。